こんにちは。サトウです。
本日のゆる雑談は、【人も歩けば神社に当たる?!】です。
私は神社巡りが好きで、ほぼ毎週どこかの神社にお参りに行きます。
といっても近所のお馴染みの神社に行くことが圧倒的に多いのですが、何回行っても飽きないですね。
そして、最近は冬から春への移行時期。
河津桜などが見られ、季節の移ろいを感じるのも楽しいです。
さて、そんな神社好きな私なのですが、
もともと神社を身近に感じていたかというと、全然そうではありませんでした。
もともと北海道の出身で、周りにあまり神社のない環境で過ごしてきました。
そういえば、子どもの頃に近くに神社がなかったなぁと思ってGoogle mapで探してみると
最寄りの神社が車で10分でした。
子どもが歩いて行動できる範囲に神社がなかったのです。
関東に住んでからは、「こんな身近に神社があるんだな~」と気がつき始めたという感じですね。
それで調べてみると、神社は全国に8万社ほどあるというのです。
調べているともっと多いと書かれていたりするのですが
どちらにせよ、これはすごい数です。
コンビニより多いんです(コンビニは5万店舗くらい)。
神社というと、伊勢の神宮や、出雲大社、明治神宮などが特に有名とは思います。
その他にも地域で大事にされている、もっとこじんまりした神社もたくさんあります。
古来から日本人は自然現象に神の力を感じ、お祀りをしていたため
森や山の中にある神社もたくさんありますよね。
また、都心を歩いていても見落としているだけで、たくさんの神社とすれ違っているはずです。
Google Mapで神社と検索すると、たくさんの数の神社がヒットします。
口コミも写真も載らないような、とても小さいお社もありますから8万社というのもわかるような気がしてきます。
意識してみると、そこここに神社が存在するんですね。
犬も歩けば棒に当たる、ならぬ
人も歩けば神社に当たる、、といったところでしょうか。
ちなみに神職さんは全国に2万人ほどいらっしゃるそうです。
神職さんの中でも神社を管理する宮司さんは1万人ほど(正確ではないかもしれません)のようなので、単純計算で一人8社以上兼務ということになり、大変なお仕事ですよね(想像)。
さて、神社は比較的最近できた神社もありますが、何百年、何千年と歴史がある神社もあります。
例えば、伊勢の神宮は約2,000年前に創建されています。
また、茨城県にある鹿島神宮という由緒ある神社があるのですが、鹿島神宮は伊勢神宮よりも古いです。
紀元前660年の創建といわれています。
ちなみにこの年は、初代天皇である神武天皇が即位された年ということで神武天皇元年といわれます。
ちなみに、神武天皇即位を持って日本の始まりとされています(紀元前660年2月11日)。
ですので、日本は2024年現在、2684年の歴史があるということです。
世界で最も歴史がある国なのですね。
ちなみに、今では「神宮」と名前の付く神社は何社もありますが
平安時代には「神宮」と名前の付く神社は
・伊勢の神宮
・香取神宮(千葉県)
・鹿島神宮(茨城県)
の三社しかなかったそうです。
鹿島神宮はこの三社の中で一番古い歴史があります。
香取神宮は神武天皇18年、つまり鹿島神宮創建の少し後に創建されています。
もともと「神宮」はこの三社だったということで、由緒ある格式高い神社だということがわかります。
このような歴史のある神社は日本全国にあるわけですが、それが今の時代にも残っているって単純にすごいと思いませんか?(私は、思いました)
もちろん姿形を変えつつ、残ってきたのでしょうが・・・
どちらにせよその間、何百年、何千年とその神社を守ってきた人たちがたくさんいるということですね。
それだけ守る価値があるということですよね。
ここで唐突ですが、皆さんは神さまっていると思いますか?
私は少し前までは、目に見えないものは信じない主義だったので全く信じていませんでした。
観光の一環として神社に行って、何となくお参りはすることはあったけれど、
本当に神さまがいると思って参拝している訳ではありませんでした。
今でも神さまがいるかどうかは私にはわかりません。
ですが神社参拝が好きになってからは、目に見えないものは存在するのかもしれないなぁ、と思うようになりました。
なぜなのかはわからないですが、感覚的にそう思うようになりました。
そんなことを何となく思っていた時に、渋川八幡宮(群馬県)の宮司の小野善一郎先生という方のお話を聞く機会がありました。
その時に先生が「神社がおままごとだったのなら、こんなに長く続いていないですよ、とっくになくなっていますよ」というようなことをおっしゃっていました。
それを聞いて、腑に落ちたというか「確かに!」と納得できました。
神社の神事などが昔からのただの習慣として行われているだけで意味がないのだったら、こんなに何百年、何千年と続くわけがない。
人は意味のないものを延々と続けられる生き物ではないよなぁ。
会社などでも、昔そうしていたから、というだけで現在は必要ないことが何となく続けてられてしまっていることがあると思います。でも、そのうちだれかが「もう必要ないのでは?」と提案して改善されていく、ということがありますよね。
意味がないのであれば、誰かが気がついて、なくしていくはずです。
でも神社は「何か」があるから、今も続いている。
大事だからこそ、後世に残されている。
そう思えました。
そういうこともあって、神さまの世界ってあるのかな??となんとな~く思って過ごしています。
無理にわかろうとすることもなく、無理してわかろうとしてわかることでもないのだと思います。
ただ神社に行って、清々しい気持ちになれたりする。
それだけでいいのかも、しれません。
さて話が色々飛んでいまいましたが、神社の数の話でしたね。
ここで急に平安時代の話になりますが、平安時代には神社はいくつあったと思われますか?
答えは、2,861社。
平安時代にすでにたくさんの神社があったのですね。
平安時代に、全国の神社リストを作ったらしいのです。
それが「延喜式神名帳」というものです。
たまに、神社に「延喜式内 ○○神社」と書いている神社を見たことはありませんか?
以下のようなものです。
このように、「延喜式」や「式内」と書かれている神社は、平安時代に存在していたということがわかるんです。
こういうのを知ると、神社参拝が楽しくなってきますよ~
ということで、長くなってきたので今回の雑談はこの辺にしておこうかと思います。
改めて、今でも8万社もの神社が、過去の遺跡ではなく今も生き続けている日本ってすごいと思います。
それを守り続けてきた先人たちに感謝の気持ちが芽生えてきます。
私は、仮に日本から神社が無くなることがあれば、それは日本が無くなることだとも思うんです。
どういうことかはまたおいおいお話しできたらと思うのですが、神社参拝が好きになってからというもの、神社を大事にして守っていきたいなと思うようになりました。
後継者不足で存続の危機にある神社もあると思います。
この前はニュースで、とある神社の何百年も続く伝統的なお祭りが、担い手不足により廃止されるという話を聞きました。
このような話を聞くと、日本の大切なものがどんどん消えていってしまうことに危機感も覚えます。
ただ、、、
これからの時代、特に日本人は神社を大切にしていくようになるのではないかと勝手に思います。
御朱印集めであれ、どんなきっかけでも、神社に興味を持つ人が増えていますから。
そうして神社のことを知っていくうちに、大切にしていこうという人が増えていったら、どんどん神社や日本を取り巻く環境も良くなるのではないか、とこれまた勝手に思っています。
ですので、私もこのブログを通して神社について雑談することで、神社のことを少しでも多くの方に知っていただき、日本を、神社を大事にすることにつながっていったらいいなと思っています。
とにかく難しく考えず、楽しく神社のことを学んで、神社や日本っていいな♪と思ってもらえたら幸いです。
今日もありがとうございました!
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