こんにちは。サトウです。
今日のゆる雑談は、【神社参拝のおもしろさは、多様な神様にあり】です。
多様な神さま
この前、知り合いの方と話していて、神社の話になりました。
私が「神社によってお祀りされている神さまが違っておもしろいんですよね」と言うと、
その方は「神社の神様って、たくさんいるんですね。アマテラスなんとかだけじゃないんですね!」とおっしゃっていました。
私も神社参拝が好きになる以前は、同じことを思っていました。
神社によって祀られている神さまって違うんだ。
神さまって一人(一柱という)じゃないんだ~って感じでした。
神社が好きになって勉強して始めて、神社によってそれぞれお祀りされている神様が違うことを知りました。
神社全国に8万社以上あるといわれていますので、もちろん同じ神さまがお祀りされている場合もありますし、神社によって二柱、三柱、それ以上の神さまをお祀りしていたりと様々です。
どの神さまがどの神社に祀られているのか、一定の法則性もあります(名前で見分けがつく)。
それがわかってくると、神社参拝が楽しくなります。
例えば、最も有名な「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」は、日本の神々のリーダー的存在であり、最も有名かと思います。
天照大御神をお祀りしている神社といえば、この神社。
有名なのでご存じの方も多いかもしれませんが、伊勢の神宮(内宮)です。
余談:伊勢神宮の正式名称は「伊勢神宮」ではなく、「神宮」。
これもちょっと余談ではありますが
現在の天皇陛下(今上天皇)を含め、歴代の天皇はこの天照大御神の子孫だといわれているのです。
これってすごく面白いと思いませんか?
天皇は、神さまの子孫なんです。
日本は神話の世界と現実世界が全く別物ではなく、連続しています。
他の国であれば、神さまの世界は神さまの世界、現実の世界は現実の世界、と切り離されていると思います。
そのため、日本はとても特殊な国なのです。
今も神さまとつながって、国と国民が安らかであるよう祈り続けているのが、天皇なのです。
天皇陛下は、この現代においても本当に大まじめに神さまとお祭りをしているのです。
これが日本という国の特徴であり、日本が2600年以上続く最古の国である理由だと思うのです。
天照大御神からの系譜を下に示してみました。
天照大御神の子どもの子どもの子どもの子どもの子ども、が神武天皇(紀元前660年に即位)です。
そこから血統が絶えずに現代まで続いています。
信じるか信じないかは別として、それが日本という国なのです。
余談:今年2024年は神武天皇即位から2684年目なので、皇紀2684年という言い方をします。
上の図で色々な神さまが出てきましたが、
例えば天照大御神の御子である天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)がお祀りされている神社もありますし、
孫である邇邇芸命(ににぎのみこと)をお祀りする神社もあります。
神武天皇や他の天皇をお祀りする神社もあります。
「八百万の神」というサイトで検索をすると、神さまの名前で神社を検索できるので重宝しています。
参拝時にGPS機能を使えば電子御朱印(公式のものではありません)もゲットできる楽しいサイトです。
というわけで、様々な神さまが様々な神社にお祀りされていることが何となく
おわかりいただけたかと思います。
しかし先ほども述べたように、神社は全国に8万社以上あるといわれています。
毎回調べないとご祭神が分からないの?と途方に暮れそうになるかもしれません。
そんな方に朗報ですが、見分け方にある法則があります。
それは神社名です。
神社名で神社にお祀りされている神さまを予測することができます。
全ての神社に適用されるわけではありませんが、覚えておくと便利なところをいくつかご紹介します。
大神宮、皇大神宮
例えば「大神宮」「皇大神宮」という名前の神社についてです。
この神社には、天照大御神がお祀りされています。
例えば東京大神宮(東京都新宿区)には、天照大御神がお祀りされています。
(天照大御神以外の神様もお祀りされていますが)
縁結びのご利益で非常に有名で、いつ訪れても女性の参拝者がとても多い印象です。
また、芝大神宮(東京都港区)。
こちらも天照大御神がお祀りされています。
その他、伊勢山皇大神宮(神奈川)、船橋大神宮(千葉)などなど、、
「大神宮」「皇大神宮」という名前の神社であれば、天照大御神がお祀りされているのだなとわかるのです。
天祖神社・道祖神社
天祖神社、道祖神社も天照大御神がお祀りされています。
もしかすると聞きなれない神社名かもしれませんが、探してみると意外とあります。
例えば、天祖・諏訪神社(東京都品川区)。
諏訪神社
先ほどの天祖・諏訪神社は「諏訪」という名前もついています。
「諏訪神社」といえば、建御名方神(たけみなかたのかみ)という神様がお祀りされています。
長野県に諏訪大社という神社があります。
「諏訪」という名前なので建御名方神がお祀りされており、さらに全国の諏訪神社の総本宮なのです。
この諏訪大社から神さまの御魂を分けてもらって(勧請、という)全国に「諏訪神社」という神社がつくられているのです。
ということでですね、同じように神社名で神さまが分かる場合が結構あります。
全国で一番多いという「八幡宮」「八幡神社」という神社であれば「応神天皇(譽田別命、などともいう)」、
「氷川神社」は「須佐之男命」、
「天満宮、天神社」は「菅原道真公」、
「東照宮」は「徳川家康公」、、、
などがあります。
ここで示したのは一例ですが、この法則を覚えると、どの神社にどの神さまがお祀りされているか予測できるようになってきます。(すべての神社ではないですが)
さらに古事記などで神話のストーリーを覚えて、神さまの名前に親しめるようになると・・・
もう楽しくて仕方ないですね。
ぜひ、この沼にハマってみてください。
長くなってきたので、本日はこの辺で。
ありがとうございました!
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